本日はキッカケ職業講演会を実施させていただいた兵庫県の中学校(2年生対象)の先生方にインタビューさせていただきました。実際に弊社のきっかけ講演会を利用してみた感想など、忖度なしでお話いただきました。(インタビュアー:きっかけ株式会社代表取締役 黒田望 以下黒田)

なぜ?キッカケ職業講演会の依頼を!?
黒田:まず講演会を実施することになった背景や目的についてお伺いしたいです。特に、なぜ今回ご依頼をいただいたのか教えていただけますか?
A先生:もともと子どもたちには「トライやる・ウィーク*」の前に、「働いている人の話を直接聞かせたい。」という思いがずっとありました。それでいろいろとウェブで探していたところ、御社の活動を知り、「これだ!」と思って連絡をさせていただいたんです。ただ最初は、予算の都合などもあって難しいかなと思っていました。けれでも、色々とご調整いただき内容もとても良いものでしたので学校で予算の承認を取り、実現することができました。
*トライやる・ウィークとは?
兵庫県で実施されている中学生向けの職業体験学習
https://www2.hyogo-c.ed.jp/hpe/gimu/tryyaru
黒田:なぜ「トライやる・ウィーク」の前に子供たちに職業人の話を聞かせたいと思ったのでしょうか?
A先生:「トライやる・ウィーク」は、生徒たちが実際に職場で働く体験をするものなんですが、その前に、「働くということは遊びではないんだよ。」と。きちっと働くとはどういうことなのかをわかった上で、「働くってかっこいいな」とか、「これから自分も大人になって、こういう仕事ができたらいいな」という思いを持って、自分たちが選択した配属先で精一杯の活動をできるモチベーションを作りたかったという感じですね。
えっ!そんなことまでしてくれるの!?オーダーメイド講演会の内容
黒田:なるほど!ありがとうございます。それでは、実際に行われた講演会についてお聞かせください。まず最初に担当教員としての感想をお聞きしたいです。
A先生:貴社にご準備いただいた生徒たちへの事前アンケートで「高校で何を勉強すればいいのか」「今の勉強がどう役に立つのか」「将来役立つスキルは何か」といった質問があがっており、それにしっかり答えていただけたことがとても良かったです。講師の方が「今の勉強が将来の土台になる」というメッセージを繰り返し伝えてくださったことも印象的でした。また、スライドを使った視覚的な説明のおかげで、生徒たちにとっては非常にわかりやすい内容だったと思います。
B先生:今までの職業講話と比べて、一貫して学校側に寄り添った内容で進めていただけたことに感動しました。事前の打ち合わせで私たちの意見を丁寧に反映していただき、講演内容も中学生に響く形で作り上げてくださったのが良かったですね。こういった形の講演会があるのだったら、もっと早く知っておきたかったと思うくらいです。

黒田:ありがとうございます。そこまで言っていただけてうれしい限りです。確かにそこは私たちがこだわっているところで、生徒さんたちに何が一番ためになるか?一番知りたいことは何か?というのを提供できるように、事前アンケートなども準備して講演を行っていますので、そこが噛み合っているのがうれしく思います。
黒田:もう少し掘り下げて、今回お話いただいた講師の方々について、それぞれどんな話が印象的だったか教えていただけますか?
今回の講演者は
坂野 一哉さん:2社で営業責任者を務める坂野さん。営業の仕事についてお話いただきました。
西村 仁さん:外資系食品会社のプラントエンジニアという仕事についてお話いただきました。

A先生:営業の坂野さんは、営業の仕事は「会社の売り上げのためだけじゃない。お客さんの希望を叶えてあげることが仕事なんだ」という話であるとか、自分が営業職を選んだ理由が「人の役に立ちたいから」と話しておられたことが印象に残っています。自分の好きなことがあって、それを活かせる仕事に就いて、自分を活かせるというところに夢と希望が見出せる話だったのが良かったと思います。
西村さんの方は、私は以前から思ってたのですが、お菓子がどこでどんな風に作られているかなんて、生徒たちは全然わかってないんですよね。わからないまま美味しい、美味しいと食べてるだけじゃだめだと。普段食べているものが、えっ、こんな風に作られてるの?とかましてや、食品工場を作る仕事があるという発想が子供には全然ないだろうから、自分が全く知らない初めての話を聞かせてもらえたことが良かったですね。そういう職に就くにはどんなことをしたらいいかという話や、今までのキャリアのいきさつなども話してくださったのが印象的です。進路選択とか今までの勉強とか経験がつながっていって、今の仕事で活躍されているということがしっかりと伝わってきたことが良かったです。生徒たちに「勉強なんかあんまり意味ない」ではなく、「土台としてとても大事なんだ」という話をお二人とも丁寧にしてくださったことや、知らない仕事の話を聞けたということは、やっぱり子どもたちにとってすごく良い機会になったなと思っています。
黒田:ありがとうございます。やっぱり見たことない職業を伝えるというところと、勉強のような基礎的なところがすごく大事だよっていうのは我々も非常に強く思っているとこだったので、そこが体現できていたのであれば良かったなと思います。
満足度は200点!特に講演会前後の設計やサポートに感動!
今回の講演会当日とその前後について、率直な満足度を教えていただけますか?100点満点で言うと、どのように感じられましたか?
B先生:満点の100点ですね。本当に進行や質疑も含めてすべてやっていただいて、本来担当すべき私からするともう最高にありがたかったです。他にも私的には、講演後の生徒がアンケートを回答している様子を話半分で見ていただいてもいいですよと言ったところで、実際に生徒たちがアンケートに回答しているところに来ていただいて、講演会後の彼らの雰囲気に触れてもらえたっていうのはすごく嬉しかったです。喋りっぱなしで終わりじゃなくて、中学生の普段の姿なんかを見てもらえたのは、今度また別のところで講演会をしていただく時の参考にもなったんじゃないかなとは思いますし、そこが非常に私は嬉しかったですね。
特に講演会前後の方が、むしろ感動が大きかったです。事前事後のアンケートの集計から打合せも含め、最後には終わった後の振り返りシートまで作成いただいて、こんなところまでいいんですか?って感じですね。もうここは200点です。

黒田:ありがとうございます!前後の取り組みまでしっかりと評価いただけたこと、大変嬉しく思います。ちなみに、講演会後、担当学年の先生方からどのような声が上がりましたか?
A先生:学年の先生方からは「非常にわかりやすく、子どもたちに響く内容だった」といった感想をいただきました。特に勉強の重要性とか自分達が言い続けてたことと同じでよかったと言っていました。
B先生:私が聞いた中では、しっかり子供たちの方を向いて話をしてくれていたと言っていましたね。レジュメとかを見ながら話をしているのではなく、子供たちの反応とかも見ながら、しっかり話をしてくれていたのが良かったと言っていました。
他にも管理職の先生からは「兵庫県の中学2年生にとって、トライやる・ウィークは最も大切な行事の一つです。その準備としての、職業講演会は、重要なポイントと考えています。ですが、子供たちに合った講演内容で、講演会を設置絵することが難しく、教員の負担になっています。そこで今回、この負担軽減を図っていただいたことは大きいと思います。ありがとうございました。」と評価をいただきました。
黒田:私たちも生徒さんに興味を持って聞いてもらえるかというところは不安ではあったので、しっかり興味を持ってもらうために生徒さんのことを考えて作らせてもらった講演会が、生徒さんの方を向いていたと、全ての先生から評価してもらえたのはうれしい限りです。
【事後アンケート】こんなに生徒の意識が変わるなんて!

黒田:
ここからは一緒に事後アンケートの一部を見ながら、
今回の講演会を通じて、生徒たちにどのような変化が見られたか伺っていければと思います。
アンケート結果と分析

今回の講演会を通して、約7割の生徒が将来のイメージを実施前より明確にすることができた。
[コメント抜粋]
・最初はなれればいいなと思っていたけどがんばればなれると気づけたので、いろいろなことに挑戦していって私の将来の夢に近づきたいと思うことができました。
・今日の話を聞いて勉強が大切だと思った。もっとなりたい職業に就くために人の役に立つことが大切だと思いました。
・なりたい職業になれなかったとしても、うまくやっていける気がした。
・私は、誰かを笑顔にできるような人になりたいと思ったし、自分はコミュニケーションが苦手ですが、人と関わってみたいと思うようになりました。そのためには今からたくさんの人と話しをしたりすることをもっとしたいと思いました。
「将来にむけての行動について」

将来にむけての行動について。なりたい職業があり、”行動をしようと思っている生徒”の割合が講演会の前後で、14%から28%まで増加。“なりたい職業がなく、見つけ方もわからない”生徒が20%から8%まで減少。
全体として、これから行動していこうとポジティブにとらえている生徒の数は71人から108人と増えており、1/4の生徒が自分たちの未来に対して「行動して行きたい」と行動を変えるきっかけになっているのは、キッカケ講演会ならではの良さです。
[コメント抜粋]
・やらなければいけないことをしっかりやる習慣を身に付けるつけること、しっかり勉強に前向きな姿勢で取り組むことをしていきたいと思いました。
・将来のことをしっかり考え、考えたうえで、今、自分ができることはなにか考えて実行していきます。
・自分が好きだと思えることから視野を広げていって将来の夢を考えたいです。
・勉強は一生続くから勉強をしっかりと復習や予習をしていきたいと思いました。何か気になったらすぐにチャレンジしようと思いました。

黒田:このアンケート結果を見ていただいて、お二人の感じられている肌感と同じか、確かにこんな変化あった子いたなどあれば、教えていただけますか?
A先生:こういう風に意識が変わったっていうことが私的にはもう大成功です。この意識が変わって、トライやる・ウィークに行くのは、気持ちがない状態で行くのと比べると、持って帰ってくるもの吸収してくるものが全然違うと思うので、このアンケート結果を見ても、あぁ講演会をやってもらってよかったなぁと思っております。前の学校で担当した際と比べても、「さぁ行こうかって気持ち」とか「仕事に対する興味」っていうものが、ちょっとステップアップした状態で行けたと思うので、アンケートの結果通りかなと思います。
B先生:トライやる・ウィークに行った後の生徒たちのアンケートを見たのですが、コミュニケーションの大切さとか仕事の大切さ、難しさとか責任感を学んだっていうので、講演会で話していただいた内容と結びついた学びをしてきてくれている子がいて、こうやって感じてくれている子がいるっていうのは良かったと思いますし、一つの変化につながっているのかなと思います。
講演後、あちこちで先生におすすめしちゃってます!
黒田:講演会を通じて生徒たちの変化についてお話しいただき、ありがとうございました!今回の取り組みが生徒たちの将来に少しでもプラスになったのであれば、とても嬉しいです。最後に、今回の講演会を他の学校にもおすすめしたいと思われますか?

A先生:実はですね、、、もうすでに友達の先生に「こんなんやってめっちゃよかったで!」と勧めています(笑)
黒田:すごい(笑)オススメしたいじゃなくて、オススメしてくれてるじゃないですか!
黒田:どんな先生や学校にこの講演会をオススメしたいとかありますかね?
B先生:特に初めて進路指導やキャリア教育を担当する先生や学年主任の先生にオススメしたいですね。忙しい中で、何をしたらいいかわからないと迷うなら、とりあえずこの講演会をやってみて!って思いますね。
黒田:たくさんの貴重なお話をありがとうございました!長い時間のインタビューでしたが、ご協力いただきありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします。
A先生、B先生:こちらこそ、ありがとうございました!よろしくお願いいたします。
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